乳房のX線撮影のことをマンモグラフィと呼びます。

検診を受けられる方へ

被爆について

検診頻度について

撮影装置

検診と月経の関係

異常がみつかる割合

マンモグラフィ撮影

乳がんについて 

圧迫について

検診の有効性

更衣室

 

マンモグラフィ撮影室見取り図

 

女性が使用することを考え、撮影室は淡いピンク色と 優しい色になっています。
 また
撮影は全て女性技師が行います

島津製作所:SEPIO STEAGE

マンモグラフィの写真の例

右の写真はマンモグラフィの画像です。左右のマンモグラフィ画像を見比べながら、腫瘤や石灰化等の陰影がないかチェックを行います。

  乳がん検診にマンモグラフィを用いると、より初期の段階で乳がんの発見が可能になり、 治療も容易になります。乳がん検診をうけましょう。

  乳がん検診を受けられる方へ

撮影にあたっての注意点!

  • 豊胸手術をされている方、ペースメーカーを入れている方は必ず撮影前に申し出てください。撮影時は、乳房を強く圧迫します。そのためペースメーカーが破損・故障したり、 豊胸手術で使われているパック等が破裂するおそれがあります。かならず申し出てください。

  • 撮影の範囲は乳房から脇の下を含めた部分になります。撮影の際は、制汗剤やパウダー などはよく拭き取ってください。パウダーがついたまま撮影をすると、がんのサインで ある石灰化と非常に似て写ることがあります。不要な再検査や必要以上の被曝を避けるためにも、ご注意ください。    

【検診車での注意点】 検診バス

  • 定員は4名、土足厳禁です。用意してあるスリッパに履き替えておあがりください。スリッパがないときは前の方が終わられるまでしばらくお待ちください。

  • 検診車に入ると左側に『受診表入れ』が置いてあります。そこに受診表を入れてください。

  • 髪が長い方は、後ろで束ねてください。『受診表入れ』の隣に髪止め用ゴムが用意してあります。必要な方はお使いください。

  • 空いている更衣室を使って上半身はすべて脱いでください。脱衣カゴのバスタオルと羽織ってそのままイスにかけてお待ちください。順番にお呼びします。

  • 撮影時は乳房を強く圧迫します。痛みを感じることがありますが、圧迫をすると写真もよくなりますし被爆も少なくなりますので頑張ってください。強い痛みがありましたら遠慮なくおっしゃってください。

  • 撮影が終わりましたら、脱衣をされた更衣室で服を着てください。更衣室を出られるときは必ずカーテンを開けてください。

  • 検査時間は5分ほどです。

 

  マンモグラフィ撮影装置

 

乳房は柔らかい組織でできているため、専用のX線撮影装置を使用します。 手で触れてもわからない微小な早期乳がんの発見に役立ちます。 マンモグラフィ装置は右の写真のような機械で、撮影は放射線技師が行い ます。(当院では女性技師のみで行っています

  マンモグラフィ撮影

乳房を左右片方づつ、圧迫板ではさんで撮影します。
1方向撮影(2枚撮影)と2方向撮影(4枚撮影)があります。 1方向撮影では、MLO撮影(内外斜位方向撮影)を行います。 これは右のように、斜め横から乳房をはさんで撮影します。 この撮影方法は乳房の全体を一番広く画像にすることができます。2方向撮影では、MLO撮影とCC撮影(頭尾方向撮影)を行い ます。これは右のように、上から乳房をはさんで撮影します。 この撮影法はMLOを補完する撮影法で、MLO撮影では画像に しづらい乳房内側を画像にすることができます。 検査時間は5分ほどです

←MLO撮影 ←CC撮影

  圧迫について

マンモグラフィ撮影では乳房を圧迫板ではさみます。 圧迫の際には個人差もありますが多少の痛みを伴うことがあります。しかし圧迫は、よりよい画像を得るためにとても重要です。圧迫が少なすぎると、乳腺や脂肪、血管などの重なりで、腫瘍があっても写し出されないことがあります。さらに圧迫には被曝を低減させる効果もあります。(厚みを1cm薄くすると、放射線被爆は半分に減少します)また、受診者の動きによる写真のボケも防止できます。
 圧迫による痛みは体の緊張を解きリラックスする事によって減少することもあります。無理な圧迫は行いませんので、我慢できないほどの痛みがあるときは遠慮せずにおっしゃってください。

  被爆について

マンモグラフィはX線検査なので放射線被曝がありますが、乳房だけの部分的なもので、 骨髄などへの影響はほとんどありません。
 1回の撮影で乳房が浴びる放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴 びる自然放射線のほぼ半分の量です。したがって、
マンモグラフィの撮影に伴う危険は極 めて小さいと考えられます
ただし、
妊娠中の方、妊娠の可能性のある方は撮影前に必ずお申し出ください

  乳がん検査と月経の関係について

 乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。排卵から月経が 始まるころまで卵巣から分泌されるホルモンによって影響をうけ、乳房が硬くなったり痛みを感じたりします。 
そのような時期はできるだけ避けて、できれば生理が始まって2〜3日後から1週間ぐらいの乳房が比較的柔らかい時期に検査を受けるとよいでしょう

  乳がんについて

 乳がんは、乳房の中にある乳腺(乳管・腺房)に発生する悪性の腫瘍です。初期のころは自覚症状はほとんどありませんが、そのまま放置しているとがんは乳腺の外に広がり、やがて全身に広が っていきます。
 日本でも食生活の欧米化などにより著しく増えつづけ、羅患率は平成6年以降
女性のがんの1位にっています。現在、日本人の女性の20人に一人が乳がんにかかるといわれています。亡くなる方は年々増加し、今では年間約1万人(女性の壮年層(30〜64歳)のがん死亡原因のトップとなっています。

 乳がんは、比較的若い年齢で発症するのが特徴的で、30歳代から増え始め、40歳以上になると急速に加速します。しかし、乳がんは、胃がんや肺がんなどと比べると、進行がゆっくりしている傾向があり、早期のうちに発見すれば治療成績は非常によいという結果が得られています。また、早期であれば、ほとんどが乳房温存療法が可能です。ですから乳がんは早期発見すれば決して怖い病気ではありません。

厚生労働省がん研究「地域がん登録」研究班

日本乳がん学会「全国がん患者登録調査報告」

   マンモグラフィ検診の有効性について

 マンモグラフィ検診は、アメリカ・ヨーロッパでは最も一般的で、乳がんによる死亡を減 少させる効果が得られています。 日本では、乳がん検診はこれまで視触診を主体として行わ れてきましたが、しこりとして触れないごく早期の乳がん の診断にはマンモグラフィが有用であり、乳がん検診への マンモグラフィの導入が進んでいます。検診で異常がなくても、次の検診までの間に乳がんが見つ かることがあります。これを「中間期乳がん」といいます。 今までの視触診による検診では中間期乳がんは約30% (10人のうち3人)ですが、マンモグラフィをつかうと 10%(10人に1人)以下に減ります

  検診頻度について

マンモグラフィ検診の受診頻度は2年に1回です。
 世界中で実施されているマンモグラフィ検診の多くが、受診頻度を2年に1回として実施 されており、
検診の有効性(検診を実施することで乳がん死亡率を減少させる効果)が認められています

  検診にて異常がみつかる割合について

 乳がん検診で異常がみつかり、精密検査が必要になる人は約5%(100人に5人)です。 さらに精密検査を受けた方の2%、つまり全体では、およそ1000人に1人ががんと診断されます。がん検診で異常が見つかってもその大多数の方は乳がんではありませんので、 あまり心配しないでください。たとえ、乳がんが見つかったとしても、マンモグラフィを 使った場合には、早期がんである可能性が高くなります。

健康管理センター直通電話:0574-25-3115  【健康相談ホットダイヤル0574-28-8655】  center@gifushaho-hp.com